【高校生物基礎】内分泌系と自律神経系

アウトプットの前に、最低限のインプットは必要。問題の随所に【pointまとめノート】がある。それ以降、下の問題へ行く前に見てみよう。自主学習として、写しても良い。一度書くことで記憶に定着しやすい。

間脳の視床下部は、社長!

体温や体液濃度の変化を感知すると、自律神経系内分泌系を使って、各器官に命令を出す中枢が、間脳かんのうにある視床下部ししょうかぶである。間脳かんのうの位置を、図のA~Eから選びなさい。

脳

F:間脳が正解。

間脳の視床下部

ちなみに、
A:小脳
B:脊髄
C:延髄
D:きょう
E:中脳
F:間脳
G:大脳

自律神経系

内臓などの各器官に直接つながり、意識とは無関係にそれらのはたらきを調節する神経系を何というか。下の図から選びなさい。

神経系

自律神経系
自律神経は、何とよばれる信号を伝えることで各器官のはたらきを調節しているか。
興奮
自律神経系では、神経の末端から神経伝達物質を分泌することで各器官に働きかけている。
交感神経、副交感神経からそれぞれ出される代表的な神経伝達物質を答えなさい。
交感神経:ノルアドレナリン(英: noradrenaline)
副交感神経:アドレナリン(英: adrenaline)
交感神経と副交感神経の拮抗関係【pointまとめノート】
交感神経
活発的に活動しているときに働く。
心臓の拍動、血圧、発汗を上昇させる。
立毛筋を収縮。
気管支、ひとみの拡張。

副交感神経
リラックスしているときに働く
具体的に、排尿、食べ物の消化をうながす。

自律神経系について、交感神経と副交感神経が互いに対になるように(拮抗きっこう的)働く。
次の場合、交感神経と副交感神経のどちらが働くか。

心臓の拍動はくどうを促進する
交感神経
*逆に抑制するのが副交感神経
消化管(腸など)の運動を促進する
副交感神経
*逆に抑制するのが交感神経
瞳孔どうこうを拡大させる
交感神経
*逆に縮小させるのが副交感神経
鳥肌をたてる(立毛筋を収縮させる)
交感神経
*逆の作用がない、つまり拮抗的ではない。副交感神経には立毛筋についての働きがない。
排尿の促進
副交感神経
*逆に抑制するのが交感神経
気管支の拡張
交感神経
*逆に収縮させるのが副交感神経
心臓の性質で、自律神経の調節がなくても(もちろん調節されるが)自動的に収縮する性質を何というか。
自動性
心臓の自動性は、右心房にある何によるものか。
ペースメーカー(洞房結節どうぼうけっせつ
心臓は、運動によって血液中の二酸化炭素濃度が上昇すると、この情報をどこで受容するか。

延髄えんずい

【延髄】受容後→【交感神経】→【ペースメーカー】によって心臓の拍動が増加する。

内分泌系

内分泌系では、何を分泌することで器官の働きを調節するか。
ホルモン
あるホルモンが作用する細胞は、決まっている。ターゲットとなる細胞のことを何というか。
標的細胞
標的細胞には、ホルモンを受け取るための何があるか。
受容体
ホルモンは、どこで作られ、何によって運ばれるか。
内分泌腺
体液
脊椎動物の内分泌腺の代表である5つを、図をヒントにして答えなさい。

内分泌腺

脳下垂体
甲状腺
副甲状腺
副腎
すい臓
内分泌腺の解答
下図の内分泌腺から作られるホルモンを4つ答えなさい。

脳下垂体

図の赤い部分が、脳下垂体
脳下垂体の前葉:成長ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン
脳下垂体の後葉:バソプレシン
下図の内分泌腺から作られるホルモンを1つ答えなさい。
甲状腺のみ
図は、甲状腺
チロキシン
下図の内分泌腺から作られるホルモンを1つ答えなさい。
副甲状腺
図は、副甲状腺
パラトルモン
下図の内分泌腺から作られるホルモンを3つ答えなさい。
副腎のみ
図は、副腎
副腎の髄質:アドレナリン
副腎の皮質:糖質コルチコイド、鉱質コルチコイド
下図の内分泌腺から作られるホルモンを2つ答えなさい。

すい臓

図は、すい臓。
すい臓のランゲルハンス島B細胞:インスリン
すい臓のランゲルハンス島A細胞:グルカゴン
ある反応経路の最終産物などがはじめの段階に戻って作用することを何というか。
フィードバック
*現場の社員が、上司にフィードバックとして結果報告するイメージ
【視床下部の神経分泌細胞】と【脳下垂体前葉・・】の関係について、成長ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモンなどはどこで作られるか。
視床下部の神経分泌細胞から出された放出ホルモンによって、
脳下垂体前葉・・で作られる。
【視床下部の神経分泌細胞】と【脳下垂体後葉・・】の関係について、バソプレシンはどこで作られるか。
視床下部の神経分泌細胞が直接伸びているので、
視床下部で作られる。
具体例【塩分調節】
塩分濃度が上昇したとき、塩分濃度を低下させる反応を記述しなさい。
塩分濃度上昇を、間脳の視床下部が感知し、
脳下垂体後葉のバソプレシンが分泌されると、
腎臓の集合管などで水分の再吸収が促進される。
これによって、尿量が減少し、血液中の水分量が増えるため、塩分濃度が低下する。

*塩分濃度が低下したときは、この逆。バソプレシンの分泌が抑制されて、水の再吸収がされなくなる。

具体例【血糖値の調節】ヒトの血糖値(血液内のブドウ糖の濃度)の適正割合はどのくらいか。
0.1%(100㎖中、100㎎)