過去問を素材にトレーニングをしましょう。北辰テスト対策にも役立ちます。
最終的な制限時間は、5~10分以内です。
10分以上かかってしまう場合は、小説や論説文にかける時間が少なくなってしまいます。
下書きをしている時間もなく、直接答案用紙に書き込んでいく形になるので、あらかじめのトレーニングが必要となります。
準備
埼玉県入試問題は東京新聞のサイトからダウンロードできます。
作文用原稿用紙など
作文の採点基準について
評価の観点 次の1~3に従って、12点からの減点法で行う。
1 課題と関連する内容
資料をもとにして自分の考えが書かれているか。-6点
自分の体験をふまえて書かれているか。-6点
2 文 章
文章としてまとまっているか。
また、段落や構成に注意して書かれているか。
指示された文章の長さであるか。
文脈(主・述の照応など)、用語などに不適切なところはないか。
二段落でなかった場合-4点
一段落目に読み取った内容が書かれていなければ-2点
二段落目に読み取った内容と関係する自分の体験を踏まえて考えが書かれていなければ-2点
内容の程度に応じて-1~-6点(例:体験・見聞ばかりで、考察が少なすぎる -1点)
不適切な程度に応じて-1~-6点
3表 記
文字・語句・くぎり符号・仮名遣いなどの表記上の誤りや不適切なところはないか。
原稿用紙の正しい使い方に従っているか。
★誤りや不適切なところの多少に応じて、1~4点減
1個につき -1点(4個あったら-4点)
※ただし,同じ種類の間違いは何ヵ所あっても1つとして数える。
【表記】原稿用紙の使い方について
基本ルールの確認
①書き始めは一マスあける。
②読点(、)や句点(。)は一マスに一つずつ書き入れる。
③会話部分は行を変え、「」でくくる(ただし、改行しないこともある)。
*会話部分は、改行するのが原則だが、高校入試のように制限字数が少ない場合、改行ばかりしていると書きたいことが書けないので、改行しないこともある。
④行末に文字がきて、(。)や( 」)をつけるときは一マスにまとめる。
⑤てんてん(……)は、一マスに三つ点を書き入れ、二マスぶん使って書く。
⑥会話文の末尾は(。)と(」)を一マスにまとめる。
⑦行末に文字がきて(。)をつけるときは一マスにまとめる。
使ってはいけない話し言葉
✕ なので → 〇だから
✕ でも、だけど、→ 〇しかし
✕ とっても、すごく → 〇とても、非常に
✕ あんまり → 〇あまり
✕ いっぱい → 〇多く
✕ ちょっと → 〇少し
✕ !、? → 〇 記号は 。、……「」のみ。
生徒がよくミスする表現
★小さい「ぁ」は使わない。
✕ ~だなぁと思いました。 → 〇~だと思いました。
✕ ~だなーと思いました。
✕ ~だなと思いました。
★~たり、の単独使用は確実に減点される!
私は走ったりします。 ×
走ったり、歩いたりします。 ○
★「なんだ」も減点!
私はこのことから、誠実さこそ大切なんだとおもいました。 ×
私はこのことから、誠実さこそ大切なのだと思いました。 ○
それはちがうんじゃないか ×
それはちがうのではないか ○
★「れ」を抜くな!
けど ×
けれど ○
★数字
✕ 算用数字で書く。(例・1999年) → 〇 漢数字で書く。
★文末は、「です」「ます」調か「~である」調、どちらかに統一する。
埼玉県入試問題トレーニング:グラフ・絵・写真を見て書く作文
国語が得意な生徒でも、作文をどう書けばよいのかわからないという悩みは多いです。
作文の構成が自由すぎると、かえってどうやって書いていいかわからなくなります。
そこで、作文構成として形式を決めてしまいましょう。形にあてはめて、その内容を自由に考えることができます。
第一段落
このグラフから~のことがわかる。★まだ自分の考えは書かない。
第二段落
私も、~となってしまったように思う。★自分の体験
このままでは、~となってしまい、問題だ。★自分の考え
これからは、~するようにしたいと思う。★字数の調整(書かなくても良い。)
プラス共感パターン
第一段落
このグラフから~のことがわかる。★まだ自分の考えは書かない。
第二段落
私の学校でも、~ということを取組んでいる。★自分の体験
~なので、~することは大切だと思う。★自分の考え
これからも、~するようにしたい。★字数の調整(書かなくても良い。)
提案・主張パターン
第一段落
資料から~ということがわかる。★まだ自分の考えは書かなくて良い。
第二段落
この資料結果の原因として~が考えられる。★資料から読み取った内容をもとにして自分の考えを書く。
この点について私は~という経験をした。★自分の考えの理由付けとして、自分の体験したことを書く。
この経験から~を学んだので、~が大切なのだと思う。
2019年埼玉県入試問題
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私が通っていた小学校の図書館では「おすすめ図書」がいくつも掲示されていて、本に対する関心が持てるような取り組みをしていた。私自身もこの取り組みのおかげで、すばらしい本と出会うことができ、読書好きになった。中学生や高校生になり、部活動や勉強が忙しくなっても、本への興味を失わないように、面白い本の情報を生徒に広く知らせていく取り組みが大切なのだと思う。
2018年埼玉県入試問題
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私も、レポートはむだなく誤解を招かないように書くことを心がけているが、手紙やメールは個人的なやり取りが多いので、表現や言葉づかいを相手との関係によって変えている。目的や機会に応じて、適切な表現で言いたいことを正確に伝える文章力は、公式な文書でも、友達とのコミュニケーションでも、とても重要だと思う。
2017年埼玉県入試問題
解答表示
大きな犯罪や災害が起こったとき、ネット上に書きこまれたうその情報が個人を傷つけたり、混乱を引き起こしたというニュースを見たことがある。だれもがリアルタイムで情報を発信できるのがネットの利点だが、そこで見聞きした情報をそのままうのみにするのではなく、発信元や十分な根拠があるかなどを自分でしっかりと確認するべきだと思う。
テストで90点以上が取れるコツ
1、学校のワーク(問題集)をテスト1週間前までに解き終わり基本を身につける。
2、定期テスト過去問を解く。
3、入試問題(正答率20%以下)を解く。
定期テスト過去問を解くだけでも、十分な得点を狙えます。
しかし、満点を狙いたい方へ。
学校の先生によっては、100点を防ぐために、入試問題まで出題される方がいらっしゃいます。
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