【大学入試】生物基礎④《免疫》重要語句と典型問題まとめ・総チェック

生物基礎①《生物の特徴》はコチラ

生物基礎②《遺伝子》はコチラ

生物基礎③《生物の体内環境》はコチラ

免疫の3段階、その①(物理的・化学的防御)

ディスプレイ

物理的防御

物理的防御とは
病原体の体内への侵入は,皮膚や粘膜にある物理的な障壁によって阻止

★気管の粘膜、せん毛運動

★皮膚の角質による防御
角質(死んだ細胞)を表皮の最外層へ置くことで、ウイルスなどが感染できないようにしている。(ウイルスは死んだ細胞に取りつくことができない)
*逆に、皮膚の新しい細胞分裂は表皮の最内層で行われる。

【生物基礎】免疫(物理的防御、皮膚、角質、最外層)

【生物基礎】免疫(物理的防御、皮膚、角質、最外層)

化学的防御

化学的防御とは
病原体の活動は,からだの表面に分泌される化学物質によって抑制

★皮膚の表面の弱酸性(PHは5くらい)
★胃液の強酸性
★汗、涙、だ液に含まれるリゾチーム(細菌の細胞壁を分解)
★粘液に含まれるディフェンシン(細菌の細胞膜を分解)

免疫の3段階、その②(自然免疫)

自然免疫とは
白血球による食作用や炎症によるすみやかな防御反応

★食作用
白血球が異物を細胞内への取り込み、分解すること。

★炎症
傷口から病原体が侵入するのを防ぐ一連の反応のこと。

マクロファージが化学物質を分泌し,血液量がふやして白血球を集める。その結果、赤みや腫れが生じる。
また,マクロファージが発熱を促すことで,免疫反応を活性化させる。

★NK細胞(リンパ球の一種)による異常細胞(ウイルスに感染してしまった細胞やがん細胞など)の排除

免疫の3段階、その③(適応免疫・獲得免疫)

適応免疫(獲得免疫)とは
リンパ球による異物に対する特異的な防御反応のこと。体液性免疫と、細胞性免疫の2つに分かれる。
つまり、一度かかった病気には再度かかりにくくなる。

★そもそもリンパ球とは
リンパ球は白血球の一種で、1 種類の抗原(免疫反応の対象となる異物)にしか反応しない。それゆえ、様々な種類に分化することで、様々な抗原に対応できるようにしている。

★リンパ球の種類
B細胞:骨髄で成熟し,体液性免疫に関わる。
T細胞:胸腺で成熟し,適応免疫全体に関わる。ヘルパーT細胞、キラーT細胞の2種類ある。
ヘルパーT細胞:樹状細胞やマクロファージからの抗原提示を受け,特定の抗原に反応する他のリンパ球を活性化する。
キラーT細胞:細胞性免疫の主体となるリンパ球であり,樹状細胞からの抗原提示を受けて活性化し,感染細胞などに作用し,直接破壊する。
NK細胞:自然免疫に関わり,感染細胞などを攻撃する。

★リンパ球の性質:免疫寛容とは
成熟の過程で、自分自身の成分を抗原として認識する B 細胞や T 細胞も出現してしまうが、これらの細胞を死滅させたりはたらきを抑制することで、自分自身に対して免疫反応が起こらないようにしていること。

テストで9割以上が取れるコツ

テストで90点以上が取れる学習手順まとめ
1、学校のワーク(問題集)をテスト1週間前までに解き終わり基本を身につける。
2、定期テスト過去問を解く。
3、入試問題(正答率20%以下)を解く。

定期テスト過去問を解くだけでも、十分な得点を狙えます。

しかし、満点を狙いたい方へ。
学校の先生によっては、100点を防ぐために、入試問題まで出題される方がいらっしゃいます。

受験ガチ勢チートでは、受験のプロが完全無料で、入試問題を丁寧にわかりやすく解説しています。
是非、チャンネル登録をお願いいたします↓↓

【Youtube】受験ガチ勢チート

【白モフちゃん】散歩中の笑顔、受験ガチ勢チートの勉強の癒し

【白モフちゃん】散歩中の笑顔、受験ガチ勢チートの勉強の癒し