【夏休みの課題】人権作文(小・中学生)

【2022年】人権作文の模範解答パート2を書いてみました。

国語が得意な生徒でも、作文をどう書けばよいのかわからないという悩みは多いです。

作文の構成が自由すぎると、かえって子供たちはどうやって書いていいかわからなくなってしまいます。
そこで、作文構成として形式を決めてしまうという方法があります。

★作文の形式を決める
①結論を先に書いて、理由を書くパターン。
「~について、私は…だと思う。その理由は、〇〇個ある。まず一つ目は・・」

②結論を最後にして、導入(問題提起)→(他人の意見+理由)→自分の意見・理由→結論と展開していくパターン。
「~についてどう考えたらいいだろうか。意見として…がある。その理由は・・だ。しかし、私はそうは思わない。その理由は→→。したがって、結論。」

実は、作文形式だけ決めてしまえば、あてはまる空欄の部分だけ埋めればいいので、子供たちが自由に考えることができます。

私がオリジナルで作った作文なので、どうぞ参考にしてください。コピッてOKです。

夏休みの課題

ディスプレイ

人権作文

★作文構成
導入(さまざまな人権問題の中でも、プライバシー権について選んだ理由など)
具体例1(実際に起こった事件についての自分の感想)
具体例2
具体例3…指定文字数に応じて具体例を増やす
まとめ(これからの人権問題について自分がすべきこと・できること)

人権作文

 そもそも基本的人権とは、人が生まれながらにして持っている権利のことをいう。本来は、国家から個人が干渉されない権利のことだが、個人と個人の関係にも「公共の福祉に反しない限り」権利が認められる。最近話題となっているのが、SNSによってプライバシー権が侵害される事件が起こっている。例えば、有名ユーチューバーの家が特定されて、花火を投げつけられたり、ゴミを家に置かれたりしている。こうした被害が実際に出ており、これからの時代は、どこまでがプライバシー権として保護されなければいけないかという範囲が難しい問題となると思う。過去の実際に起こった三つの事件を元にして、私の考えを述べていく。

 プライバシー権が問題となった平成後半の最初の事件として、柳美里のデビュー作『石に泳ぐ魚』事件が有名である。副主人公のモデルとなった顔に障害をもつ友人の女性が、無断で小説のモデルとされプライバシーや名誉を傷つけられたとして出版の差し止めを求めた事件で、結論として、モデルとなった原告女性の周辺情報や腫瘍のある顔について直接的に描写した箇所を修正した改訂版を刊行することとなり、プライバシー権が、本などを出版する表現の自由に勝利した。私はこれについて、小説を書くことは大変な作業であり、リアルな現実世界とは異なる虚構の世界であると世間の人たちも考えているから、小説を書く表現の自由が優先されても良かったと思う。

 プライバシー権が問題となる二つ目の事件として、神奈川県の河川敷で、少年三名が 十三歳の少年が殺害し遺体を遺棄した事件が挙げられる。被害者は日ごろから加害者に暴力を振るわれ、殺害された日の夜は、裸にされて真冬の川で泳がされたあげく、カッターナイフで何ヵ所も切りつけられ、首を刃物で刺されるなどして死亡した。ここでこの殺人事件と何がプライバシー権と関係するかというと、週刊誌が少年三人の実名と顔写真を掲載したことが問題となった。これは、少年の実名、家族構成、過去の非行や暴力事件などが詳細に書かれてしまうことは、前途有望な少年の今後の人生に関わるからである。これについて私は、実名報道は少年が社会復帰する障害になってしまうことや、そもそも少年が犯罪を犯してしまう原因として、その少年の家庭環境が大きな影響を持っていると考えられるので、少年の名前は公表されるべきではなく、週刊誌の表現の自由が制限される必要性は高いと思う。前述した一つ目の事件では、これとは逆に、表現の自由がプライバシー権よりも優先しても良いと私は思ったが、事件の内容次第では、どちらを優先すべきかよく考える必要がある難しい問題だと思った。

 三つ目の事件としては、アイドルグループNGT48の山口が、新潟市内の自宅に帰ると、玄関先にいた男2人に顔をつかまれ、暴行された事件が挙げられる。被疑者は、NGT48メンバーに帰宅時間や自宅を聞いていた犯行に及んだと見られる。この事件について私は、いわゆる「ストーカー」と同じように住所を聞き出して、プライバシー権を侵害して暴行に及んだ犯人が悪いことはもちろん、NGTメンバーが山口の住所をもし本当に教えていたとしたら、犯罪のきっかけを作ってしまったことになると思う。誰が犯人になるかわからない世の中で、友人の住所や電話番号など無闇に教えてはいけないと思った。

 今後は個人の時代として、SNSがより発達して、プライバシー権が侵害される恐れがある。身近な人が犯人になって、身近な何気ない一言が犯罪のきっかけとなる可能性が過去の事件を見ると明らかである。一人一人が幸せに生きるためにも、他人のプライバシー権を気をつけていかなければならない。些細なことでも事件に発展しないように心がけていきたい。

(以上)

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