定期テスト攻略「送元二使安西」
まずは音読して、意味を理解しよう
ナレーションを繰り返し聞いて覚えましょう。
【タイトル原文】送元二使安西
【書き下し文】元二(げんじ)の安西(あんせい)に使ひするを送る
【現代語訳】元二が、公務のために西安都護符へ出かけるのを見送って
【用語チェック】
「元二」:人物名。「元」は姓をさし、「二」は排行(はいこう:一族のうちで、同世代(兄弟やいとこ)のものを年齢順に番号で呼んだもの)。人を番号で呼ぶことは失礼に思えるが、親しい間柄では排行が使われた。
【原文】渭城朝雨浥軽塵
【書き下し文】渭城(いじょう)の朝雨(ちょうう) 軽塵(けいじん)を浥(うるお)す
【現代語訳】渭城の朝の春雨は、細かい土ぼこりをもしっとりと湿らせる
【用語チェック】「渭城(いじょう)」:漢の時代以降の都市の名前であり、秦の時代では咸陽(かんよう)として都だった場所。唐時代の都である長安(現在の西安)の北西の郊外の場所に位置しているため、西へ旅立つ人をこの都市で見送る習慣があった。
【原文】客舎青青柳色新
【書き下し文】客舎(かくしゃ) 青青(せいせい) 柳色(りゅうしょく) 新たなり
【現代語訳】旅館のあたりに、青々とした柳の色が雨に濡れていっそう鮮やかである
【用語チェック】
「客舎(かくしゃ)」:旅館、送別の宴会場
「青青(せいせい)」:青々と柳の木が茂っている様子。柳色(やなぎいろ)とは、やや白味がかった黄緑色のこと。
「柳」:中国では送別のときに、柳の枝を輪にして贈り、別離を悲しんで旅の平安を祈るという風習があった。
【原文】勧君更尽一杯酒
【書き下し文】君に勧(すす)む 更に尽くせ 一杯の酒
【現代語訳】さあ君よ、どうかもう一杯この酒を飲みほしたまえ
【原文】西出陽関無故人
【書き下し文】西のかた陽関を出(い)でなば 故人無からん
【現代語訳】ここから西、陽関を超えたならばもうこのように酒をくみかわす古くからの友人もなくなるであろうから。
【用語チェック】
「陽関(ようかん)」:関所のこと。西域に通じる関門だった。
「故人(こじん)」:古くからの友人。亡くなった人ではないので注意。
問題にチャレンジ
「送元二使安西」の作者は誰か。
同時代の詩人李白が“詩仙”、杜甫が“詩聖”と呼ばれるのに対し、その典雅静謐な詩風から詩仏と呼ばれ、南朝より続く自然詩を大成させた。
「柳色新」とあるが、なぜか。
定期テストで90点以上が取れるコツ
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