【高校古典】枕草子 (春はあけぼの)原文と現代語訳・品詞分解《学校の定期テスト過去問ダウンロード》

受験指導歴20年以上の受験ガチ勢チートが、テストに出るポイントをまとめた。

枕草子 (春はあけぼの)原文と現代語訳・品詞分解

【高校古典】枕草子 (春はあけぼの)原文と現代語訳・品詞分解

【高校古典】枕草子 (春はあけぼの)原文と現代語訳・品詞分解

品詞ごとに空白(スペース)を入れてあります。
品詞ごとに日本語訳を対応させてみてください。

春 は あけぼの。

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春は夜がほのぼのと明けようとする頃が良い。

やうやう 白く なりゆく 

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だんだんと白んでいく、

山ぎは すこし あかり て、

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山際の辺りがいくらか明るくなって、
「山ぎは」とは、空が山と接する部分
「山の端」とは、山が空と接する部分

紫だち たる 雲 の 細く たなびき たる。

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紫がかっている雲が横に長く引いている様子(が良い)。

夏 は 夜。

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夏は夜が良い。

月 の ころ は さらなり。

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月が出ている頃は言うまでもなく、
「さらなり」とは、言うまでもないの意味。

やみ も なほ、 蛍 の 多く 飛びちがひ たる。

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闇夜もまた、蛍が多く飛び交っている

また ただ 一つ 二つ など、

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また(たくさんではなくて)、ほんの一匹二匹が、

ほのかに うち光り て 行く も をかし。

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ぼんやりと光って飛んでいくのも趣がある。

雨 など 降る も をかし。

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雨が降るのも趣があって良い。

秋 は 夕暮れ。

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秋は夕暮れが良い。

夕日 の さし て 山 の 端 いと 近う なり たる に、

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夕日が差し込んで山の端にとても近くなっているときに、

烏 の 寝どころ へ 行く と て、

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烏が寝床へ帰ろうとして、

三つ 四つ 二つ 三つ など 

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三羽四羽、二羽三羽と

飛びいそぐ さへ あはれなり。

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飛び急いでいる様子さえしみじみと心打たれる。
「あはれなり」とは、しみじみとした趣があるの意味。

まいて 雁 など の つらね たる が、

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言うまでもなく雁などが隊列を組んで飛んでいるのが、
「まいて」とは、ましてのイ音便。

いと 小さく 見ゆる は いと をかし。

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大変小さく見えるのは、とても趣があって良い。

日 入りはて て 風 の 音(おと) 虫 の 音(ね) など はた いふ べき に あら ず。

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すっかり日が落ちて(聞こえてくる)、風の音や虫の鳴く音などは、言うまでもなく(すばらしい)。
大きい音(おと)
小さい音(ね)

冬 は つとめて。

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冬は早朝(が良い)。
「つとめて」とは、早朝の意味。

雪 の 降り たる は いふ べき に も あら ず 

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雪が降(り積も)っているのは言うまでもなく(素晴らしく)、

霜 の いと 白き も 

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霜が(降りて)とても白いのも、

また さら で も いと 寒き に、 

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またそうでなくてもとても寒い(早朝)に、
「さらでも」とは、そうでなくてもの意味。

火 など 急ぎ おこして 

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火などを急いでおこして、

炭 も て 渡る も

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(廊下などを)炭を持って移動するのも、

いと つきづきし。

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たいそう(冬の朝に)ふさわしい。
「つきづきし」とは、ふさわしいの意味。

昼 に なり て、 ぬるく ゆるび もていけ ば、

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昼になって、生暖かく(寒さが)だんだんとやわらいでいくと、

火桶 の 火 も 白き 灰がち に なり て わろし。

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火桶に入った炭火も白い灰が多くなっているのは(見た目が)よくない。

テストで90点以上が取れるコツ

テストで90点以上が取れる学習手順まとめ
1、学校のワーク(問題集)をテスト1週間前までに解き終わり基本を身につける。
2、定期テスト過去問を解く。
3、入試問題(正答率20%以下)を解く。

定期テスト過去問を解くだけでも、十分な得点を狙えます。

しかし、満点を狙いたい方へ。
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